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pythonの実行環境を整える

python2とpython3を切り替えるための方法がいろいろ公開されていますが、どれを使えば良いのかわからなかったのでメモ。
OSはMac OS X Yosemite (10.10.5)です。(El Capitanの別マシンでも同様に導入することができました。 )

参考ページ
pyenv および virtualenv の使い方

pyenvでpythonのバージョンを切り替える

pyenvのインストール

まずはpyenvのインストールから。

$ git clone https://github.com/yyuu/pyenv.git ~/.pyenv

これでホームディレクトリ直下に.pyenvディレクトリがcloneされます。
そして.bash_profileに以下の3行を追記します。
zshを使っている方は.zshrcに追記してください。

export PYENV_ROOT=$HOME/.pyenv
export PATH=$PYENV_ROOT/bin:$PATH
eval "$(pyenv init -)"

シェルを再起動するか、

$ source .bash_profile

を実行して変更を反映します。
これでpyenvコマンドが使えるようになります。

pythonのインストール

pyenvを使ってpythonのいろいろなバージョンをinstallしていきます。

$ pyenv install --list

でインストール可能なpythonのバージョンの一覧が表示されます。
ここから仮に3.5.0をインストールする場合は下のコマンドを実行します。

$ pyenv install 3.5.0
$ pyenv rehash

rehashは~/.pyenv/shimsの更新をリフレッシュするコマンドです。
バージョンの一覧は

$ pyenv versions

で確認することができます。
いよいよバージョンの変更ですが、global、localの2通りの変更方法があります。

$ pyenv global 3.5.0

または

$ pyenv local 3.5.0

globalはシステム全体、localはそのディレクトリのみpythonのバージョンの変更を適用します。
実際にpythonのバージョンが変更したかどうかは以下のコマンドで確認することができます。

$ python --version

これで3.5.0に変更されていたら終了です。
もしシステムのデフォルトのpythonに戻したい場合はsystemに変更すれば大丈夫です。

$ pyenv global system